D活

しごとの意味、働く場を増やす

認知症の当事者の「地域の役に立ちたい」という言葉をきっかけにD活はスタートしました。町田市のD活の特徴は、認知症の当事者と関係者が一緒に活動に取り組んでいることです。

 

地域にはどのような仕事があるのか、どのような工夫をすれば継続的に仕事を受けることができるのか、地域の様々な人やグループでしごとをシェアするためには、といった問いについて考えてきました。 

D活の実績

竹林整備事業

2017年10月、町田市所有の放棄竹林を、認知症当事者グループ、農業者、地元の住民などが一緒になって整備を始めました(町田市と「竹林を活用した認知症当事者の自立支援に関する協働事業」に関する協定を締結)。そして、2018年2月、HATARAKU認知症ネットワーク町田を設立し、2018年4月には、竹林でとれたたけのこの販売、竹炭をつかった竹製品づくりを始めました。

作業内容は、交流会や日頃の活動の中で当事者とサポーターが対等に話し合い決めています。

当事者の参加が少しずつ増え、今では竹林整備だけでなくたけのこや竹炭をつかった竹製品の販売を通じて収益にもつながり、生きがいになっています。

注文をまちがえるカフェ

注文をまちがえるカフェは、2017年6月に開催された「注文をまちがえる料理店」のカフェ版として、同年9月に町田シバヒロで開催されました。カフェは市内のスターバックスコーヒーと提携し開かれ、当事者がカフェの店員として働く場となりました。認知症を持っている人もそうでない人も皆が暮らしやすい社会づくりを目指した取り組みの一環となっています。

facebookで活動内容を随時更新しています